NipPop 2013
6月20、21日日本のポップカルチャーイベントNipPopが開催された。第3回目の今年は学部内に加え学外のイベントスペースを会場とし、内容は更に充実、動員数も大幅に増えた。今年のテーマはマンガ!
初日はやはりカンファレンスから。日本のマンガにおけるイタリア、オーストラリア、宗教という3つのテーマ。
どのテーマも興味深く、どうして神道の神はパロディ化されないのか、なんていう奥の深そうな質問も出た。
続いて声優の方が、漫画の吹き替えを実演してくれました。さすがプロ、声もいいし、タイミングもばっちり。
午後は日本からいたした漫画家とり・みきさん、やまざきまりさん、ボローニャ在住の市口桂子さん、イタリアの出版社の方々が集まり、漫画家と編集者の関係、イタリア市場におけるアニメマンガ以外の古典マンガ、ギャグマンガの可能性について、クールジャパン政策について話した。
こちらも尽きることないほど話内容盛りだくさんだった。
1日目の写真はFacebookから。https://www.facebook.com/nippopbologna?fref=ts
二日目、会場は元工場をリサイクルしたイベント会場Senza Filtroに場所を移し、日本のマンガ家の方々による漫画のワークショップ。一コマ目だけが書かれた紙に参加者各自二コマ目を書き、他の人と紙を交換して、3コマ目、更に交換という具合にして9コマの漫画を完成させるというもの。
こちらが一コマ目。
みんな自由なアイディアで話を進めていいものの、紙を交換するたびにアドリブで話を続けないといけないので案外難しい。
書き上げたマンガは20〜30枚近かったかな。最後に各ストーリーをとり・みきさん達が解説してくれた。
みんなの想像力、クリエイティビティに脱帽。
午前中は更に吹き替えについてのカンファレンスや、ベネチア大でのマンガ研究についての発表、昭和懐メロについてのカンファレンスがあり、お昼からコンサートなどなど。
そして午後のメインイベントが始まる。
観客を見ただけでもわかるかな?
そう、コスプレ大会!
日本ではコスプレイヤーはパフォーマンス的なことはしないそうですが、こちらでは音楽にあわせて踊ったり、ポーズをとったりして役になりきります。
私の一番のお気に入りはクリーミーマミちゃんだったんだけど、上手に写真が取れなかったので興味のある方はNipPopのページからごらんください。
更に出版社、マンガ屋さんもお店を出してくれました。マンガ以外にもゲームや小物が充実しているMicro Talpa Studio。
ちなみにミーハーにも日本のマンガ家の方々にサインと写真をお願いした私。
この後更にコンサート、DJナイトとNipPop2013は夜中まで続きましたとさ。
会場を学外のスペースに移したことで、学内では難しかったコンサートやお店の出店などが可能になり、大学関係者以外の参加者がかなり増えて、満足度の高い仕上がりとなった。
全てをまとめ上げたパオラ、本当にお疲れ様でした。