イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

HEROES BOWIE SUKITA

数ヶ月前のラスペツィアでの展覧会に引き続き、今度はピエモンテのアルバの音楽写真ギャラリーWALL OF SOUND GALLERYで鋤田正義氏の撮ったボウイの写真展。

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オープニングのサイン会とギャラリーオーナーで写真家のグイド・アラリ氏とのトークイベントの通訳をした。
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こじんまりとしたギャラリースペースは人の熱気で蒸し風呂状態。

人気が引けた後のギャラリー。

今回はカタログにサインしてもらっちゃった。
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次回は年明けの東京で4カ所で展覧会を予定しているそうなので、その時の観客として会いに行くつもり。

ドロミテ2日目

爽やかに晴れた2日目の朝は、フロンティーニファミリーと総勢8人ワゴン車に乗ってパッソ・ポルドイへ。
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夏のドロミテは人気のバカンススポットらしく、車が混んでる。

いろは坂並みのくねくね道を上って行き、到着!
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ハイジが住んでそう。ちなみに一緒に行ったファミリーの愛娘(車で私の後ろでピースしてる子)の名前はクララ。

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ここからさらにロープウェイで標高約3000メートルのサス・ポルドイまで上がる。

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待っていたのはこの絶景。
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この高さまで歩かずに車とロープウェイだけで来られることにビックリ。そのせいか、ノースリーブのワンピースにヒールと言う姿で来ちゃった女性なんかも見かけた。陽射しは強いけど、ロープウェイを上がったら薄手のダウンが要る寒さ。
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ちなみにロープウェイ乗り場には、1902年にこの地に来る旅人達を受け入れるための山荘を開き、ロープウェイ建設でドロミテの観光化のパイオニアとなった1877年生まれの肝っ玉マリア・ピアツの像が置かれていた。ポルドイの母と呼ばれていたそう。
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ここでもパラパントができるらしい。気持ちいだろうなぁ。
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岩だらけの場所に、小さな高山植物?も咲いていた。健気だわ。
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ここでは日本人のグループも見かけた。日本でも有名なところなのね。

別荘に戻り、ラテマールを望むテラスで一服して帰路に着いた。
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マルコファミリーは残ってさらに数泊。私達は一泊二日だったけど満喫のプチ旅行。次回は冬にスキーしに行きたいな。

ドロミテ一泊旅行

ロイアーノのご近所さんマルコファミリーに誘われて、車でドロミテへ。

ロイアーノから約4時間、最初の目的地モエナに到着。プッツォーネというくさ〜いチーズが有名な町。おとぎ話に出てきそうな街並み。
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ここで友達と合流してランチ。
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腹ごなしした後、カレッツァ湖の近くのお友達の別荘にお世話になる。
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そして腹ごなしに湖までお散歩。
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辿り着いたのは、ハッとする程美しい色の湖。
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山だけあって、晴れ渡った空が急にグレーの雲に覆われてきた。帰り道は早足で!
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車で買い物に出た途端に土砂降りの雨に見舞われて、
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あ、虹!!!
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最近の収穫


例の放ったらかしの菜園、それでも収穫をもたらしてくれる。

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トロペアという名の赤玉ねぎは辛味がなく生で食べると美味しい。オーブンでじっくり焼いても美味。お義父さんが捨てようとしていた青ネギの部分はズッキーニと一緒に炒めてキッシュに。

茹でたインゲンとジャガイモ(これも菜園から)でシンプルなホットサラダ。
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ゴツゴツの赤カブも火を通したら柔らかく、少し苦味が残って悪くない。
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家の外にはブラックベリーが熟し始めて、早速2kg収穫⇨種が口に残らないように濾してジャムに。
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後はキノコが復活してくれたら言うことないんだけどなぁ。

旅の最終地 トスカーナ

アブルッツォの後は山を下って、高速を北上。途中ウンブリア州を通って、トスカーナのオルチャの谷を目指す。

夕食に訪れたのはこの町。
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懐かし感に合う触れる金物屋さん?ちょっと前まで東京でも商店街にこんなお店あったよな。
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ここでアナログ写真ギャラリーを見つけて、写真家ドミニクと写真談義に花が咲いてしまう。
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夕飯はドミニクのおすすめのお店で。小路に出る裏口が素敵。トリュフで和えたそば粉のパスタが最高だった。
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翌日は美しい景色を求めてクレテ・セネージを車で回る。

途中で出会ったのが綺麗に手入れされた小さな集落。ルチニャーノ・ダッソ
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更に車を走らせて、ひまわり畑で休憩。
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糸杉のある景色。
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州によって、景観が変わるイタリア。今回は3つの州を回って、それぞれ自然と昔ながらの街並みを楽しんだ。

旅の続き アブルッツォ

2日目はカステッルッチョを後にして、アブルッツォのカンポ・インペラトーレへ。かつてはマカロニウェスタンの撮影が行われていたそうな。

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雲の間から差し込む陽射しで、景色に明るい色が塗られる。
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さらに車を走らせて向かったのは同じくアブルッツォの山中にある町スカンノ。標高1,050m。
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ここでは真っ青な空に恵まれた。
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起伏の上に作られたこの町は坂が多くて、魔女の宅急便を思い出した。
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坂の上の教会に向かう黒服のおばあちゃん達。ミサが男性用の、女性用で分かれているらしい。

アンリ・カルティエブレッソンの写真で知られるようになったこの町は、最近まで伝統的な黒い衣装で生活する人が多かったそう。圧縮ウールのプリーツスカートは重さ15kg。今では普段からこの重〜い衣装を纏うのは7、8人の老婦人だけとなり、年に数回のお祭りの時に地元の若者達が青い華やかな衣装を身に付けるそう。日本の着物と同じような感じかな。

ツバメが飛び交う青空に心が晴れ晴れするスカンノでした。