イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

旅の最終地 トスカーナ

アブルッツォの後は山を下って、高速を北上。途中ウンブリア州を通って、トスカーナのオルチャの谷を目指す。

夕食に訪れたのはこの町。
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懐かし感に合う触れる金物屋さん?ちょっと前まで東京でも商店街にこんなお店あったよな。
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ここでアナログ写真ギャラリーを見つけて、写真家ドミニクと写真談義に花が咲いてしまう。
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夕飯はドミニクのおすすめのお店で。小路に出る裏口が素敵。トリュフで和えたそば粉のパスタが最高だった。
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翌日は美しい景色を求めてクレテ・セネージを車で回る。

途中で出会ったのが綺麗に手入れされた小さな集落。ルチニャーノ・ダッソ
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更に車を走らせて、ひまわり畑で休憩。
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糸杉のある景色。
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州によって、景観が変わるイタリア。今回は3つの州を回って、それぞれ自然と昔ながらの街並みを楽しんだ。

旅の続き アブルッツォ

2日目はカステッルッチョを後にして、アブルッツォのカンポ・インペラトーレへ。かつてはマカロニウェスタンの撮影が行われていたそうな。

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雲の間から差し込む陽射しで、景色に明るい色が塗られる。
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さらに車を走らせて向かったのは同じくアブルッツォの山中にある町スカンノ。標高1,050m。
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ここでは真っ青な空に恵まれた。
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起伏の上に作られたこの町は坂が多くて、魔女の宅急便を思い出した。
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坂の上の教会に向かう黒服のおばあちゃん達。ミサが男性用の、女性用で分かれているらしい。

アンリ・カルティエブレッソンの写真で知られるようになったこの町は、最近まで伝統的な黒い衣装で生活する人が多かったそう。圧縮ウールのプリーツスカートは重さ15kg。今では普段からこの重〜い衣装を纏うのは7、8人の老婦人だけとなり、年に数回のお祭りの時に地元の若者達が青い華やかな衣装を身に付けるそう。日本の着物と同じような感じかな。

ツバメが飛び交う青空に心が晴れ晴れするスカンノでした。

Catelluccio di Norcia

レンズ豆の栽培で知られ、6月の末からが開花シーズンだというカステッルッチョを訪れた。今年は涼しいせいか開花が遅れ、ケシの花とヤグルマギクという青い花がちょうど咲き頃だった。
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そして母と一緒に高台へ。
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いちにの
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さーん!
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で、母が飛んだ!

それに続いて私も!
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飛ぶというより浮いてる感じ。ふわ〜。
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パラパントのために行ったわけではなかったけど、成り行きで飛ぶことに。気持ち良かった〜!もちろんインストラクターと一緒、30分ぐらいフワフワ。最高。

翌朝はカステッルッチョの村から見下ろす景色は霧がかかって幻想的。
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この時期沢山の人が訪れるこの村、冬場は住民の数はわずか10人だそう。

自然生活

種蒔きをしてからほったらかしてあった菜園だけど、6月を過ぎた頃から野菜ができてきた。最初はサラダ菜、水菜、それにちょっと苦いラディッキオ。全部ミックスでサラダに。
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それに道端に生えているストリゴリを摘んで、
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みんなで食べられる葉っぱを取る。葉は炒めてパスタに和えて食べる。

ズッキーニも大きくなってきた。まずは雄花から頂く。花は中にリコッタと刻んだ生ハムを詰めてオーブン焼きに。
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グリンピースも食べきれないぐらい育ち、みんなでせっせと鞘からかわいい豆を取り出す。
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グリンピースはナポリ風パスタにして頂いた。甘みがあって優しい味。

ちづちゃんの森にお邪魔して胡桃の実を取る親子。
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舅はこれで胡桃のリキュール、ノチーノを作る。

自分たちで摘んだ採りたての野菜はそれだけで文句無しに美味しい。

毎日新聞にNipPop

先月行われた日本ポップカルチャーイベントNipPopにゲストとしてご参加頂いた高野史緒さんによる記事が毎日新聞に掲載された。
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もともと学部内の講演会として生まれたNipPop、私はゲストの方々の案内や通訳など少しお手伝いしてる。毎年パワーアップしていて、テーマに沿ってあらゆる分野のゲストや企画からなるNipPopは、高野さんがおっしゃる様にまさに出会いや情報、意見交換に充ちている。

この記事をきっかけに、主題である日本のポップカルチャー界側からのアプローチが増えるのでは!?