イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

ティータイム Ora del tè

コーヒーか紅茶かと言えば私は私は完全に紅茶派。エスプレッソの国イタリアではこんな私に共感してくれる人は少ないです。
朝は大きなマグカップでミルクティを飲まないと朝を迎えた気がしません。時間がなくてもこの一杯で体が無理なくゆっくりと目覚めてくれる感じがします。そして午後のティータイムも大好きなひと時です。といってもいつもそんな時間が持てるわけでもなく、イタリアにはない習慣なのでアフタヌーンティーをすることは稀になってしまいました。家で仕事をしている時は、午後4時〜5時になると自然とホットティーが飲みたくなり、そんな時は忙しくても紅茶を入れて10分ほど休憩します。それだけで体が温まって落ち着く感じがするし、良い息抜きになります。
 
今日はちょっと順番が狂い、招待されたアペリティーボでスプマンテと可愛らしく美味なおつまみを頂いた後、場所を変えて紅茶を飲みながらゆっくりお喋りタイムとなりました。どおりで外が真っ暗でしょ。サボテンを飾ったお店の内装が気に入って写真を撮りました。ここは店の外の路上に作られたホールです。暖房がないため冬になると昔懐かしのストーブが置おかれます。こんな風に寒い中でもストーブのあるオープンカフェでワインを傾けたり、ホットチョコレートを飲んだりします。
ちなみにティーカップにはお湯が入っていて、自分で好きなティーバッグを選びます。ティーサロンで働いたことのある私にとってはなんとも邪道ですが、郷に入っては郷に従えです。この国では紅茶はレモンを入れて飲むものと決まっているようで、ミルクを頼むと不思議な顔をされてしまいます。