イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

DAVID BOWIE IS

ボローニャで開催中、話題のデヴィッド・ボウイ展へ行って来た。
生い立ちから、ミュージシャンへの道のり、当初からのアイディアの斬新さ、表現者としての拘りが伝わって来て、かなり充実した内容。来場者にはイヤフォンが配られ、移動に合わせてスペースごとにテーマに沿ったインタビューや音楽が聞こえる。イヤフォンで英語を聴きながらイタリア語の解説を読むので少々頭が混乱したものの、だんだん慣れて来た。
リアルタイムで体験していない私にも、70年代の80年代の彼の勢い、パフォーマンスのインパクトが活き活きと感じられた。
写真家の鋤田さんが、最初に展覧会がロンドンで開催された時、本人が健在だったにもかかわらず回顧展の様で複雑な気持ちだったのではないか、と言っていたのを思い出した。それは理解できないでもない。同年に10年ぶりのアルバムThe Next Dayを発表したのも、偶然ではないはず。しかも過去のアルバムジャケットに「カバー」をして。
映画セクションでは歴代出演映画のワンシーンが見らる。「戦場のメリークリスマス」のパントマイムのシーンが印象的だった。
もう一度行きたいと、みんなも口を合わせて言っていたほど見応えがあり、もっと見たいと思わせる展示。日本では1月からの開催らしいが、行けるかな。