イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

Bimby ビンビ

前にも書いたことがあったと思うけど、ビンビとは万能料理マシンとでも呼ぼうか、イタリアではレストランに厨房や家庭の台所で愛用されている。

店頭販売はしていなくて、訪問販売のみ。デモンストレーションで色々な料理を作り、多彩な機能を披露してくれる。

どんな機能があるかというと
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炒める、煮る、蒸す、かく拌、泡立て、捏ねる、みじん切り、おろす(チーズなど)、量るなどなど。百聞は一見に如かず、で口で説明するのは難しい。

とにかく、なんとこのビンビをクリスマスに義兄姉にプレゼントしてもらった!普段は大人同士は大したプレゼントをしていなかったのでビックリ。しかもセールスのおばさんに特別に事前訪問無しで譲ってもらったらしい。しかもお姉ちゃんファミリーが持っているタイプより新しいタッチスクリーンとオート機能付き!

で、ずいぶん時間が経ってしまったけど、今日ナディアおばさんにデモンストレーションに来てもらった。

電話で事前に打ち合わせたメニューはこちら。

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大麦のスープ
ローストビーフ
パン 2種類
ローズケーキ

の予定だったが、そこに蒸し野菜と卵焼きも足すことに。

まずは、パン生地を捏ねる。ビンビ本体に計量機能で量りながら材料を入れて捏ね機能で2分。生地を取り出してボウルに移し、発酵させる。今回は白パン(?)と田舎パンの2種類。

次に、ローズケーキ用にレモンピール入りの菓子パンの生地を捏ね取り出して、バターと砂糖でクリームを作る。

発酵させている間に他の料理に取り掛かり、発酵後形成、再発酵、そしてオーブンへ。出来上がりはこちら。

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ローズケーキは写真を撮る前に取り分けてしまったので、写真は一部。
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で、生地を発酵中に本体をさっと洗って、次はローストビーフ作り。ビンビでハーブを調味料をみじん切りし、肉に満遍なく刷り込み、本体に水、香味野菜、塩を入れて、上にに気を入れた蒸し器をセッティングして蒸すこと25分。ローストビーフの完成。

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ローストビーフを冷ましている間に、大麦のスープ、蒸し野菜、卵焼きを一度に調理。

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本体に香味野菜を入れてカット、オイルを入れて炒め、残りの野菜、大麦、水、調味料を入れて30分煮込む。本体を外すことなく、計りながら足していけるのが便利。
煮込み中の本体(シルバー)の上に蒸し器(紺色)を乗せ、輪切りのジャガイモとズッキーニを入れ、さらにもう一段お盆型の蒸し器にオーブンペーパーを敷き、卵液を入れて蓋をする。
上の写真が、その状態。本体で煮込んで、2層の蒸し器で一度に3種類のフル回転。

細やかに、各層の写真んを撮っておけば良かったんだけど、後の祭り…。

最初はスープとローストビーフを同時に調理しようという話だったんだけど、ローストビーフのハーブの香りがスープに移っちゃうから、別々の方がいいということで、予定変更。

で、できたのがこちら〜。大麦と野菜のスープ
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ローストビーフと蒸し野菜。ローストビーフはちょうどいい温度で切りやすかった。ハーブの香りがしっかり付いていて美味。イタリアではシンプルに塩、胡椒、オリーブオイル、お好みでレモンをかけて食べる。
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これを全て2時間半で作り上げた。味見はビンビをプレゼントしてくれたお姉ちゃんファミリーと一緒に。みんな喜んで食べてくれた。
ナディアおばさんありがとう!

基本的にビンビはタイマー、温度、回転速度を設定して料理する。普通回転だと刃が回転してカットされ、反対回りにするとカットされないで具をかき回せる。ビンビオフィシャルのレシピブックもあるけど、基本を覚えたら、カスタマイズして色々作れる。オート機能を使えば、メニューを選んで、ステップごとにスクリーンに指示が出て、いちいちレシピブックを読まなくていい。
あっ、それから調理器具は全て食洗機で洗える。

少しはビンビの便利さ伝わったかな…。かなり画期的な電化製品だと思うけど、日本では聞いたことない。似たような商品あるのかな?

今日はアイスとシャーベットのレシピブックをもらった。インターネットにもたくさんレシピが載ってるらしい。これからも度々このブログにビンビが登場するはず。