イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

イスキア旅行つづき

イスキア滞在2日目はバスで島の南端にあるサンタンジェロ岬へ。

実は出発前にチェックしていた天気予報では滞在中はほぼ毎日悪天候の予報で、1日目でホテルについてホッとしたところで雨が降り始めた。どうなることかと思ったものの、翌日は涼しかったものの何とかお天気に恵まれ、キラキラ輝く海を見ることができた。

バスの中で出会った毎年イスキアに来ているというローマのご夫妻が、お勧めの場所を色々教えてくれた。更には地元案内を使命としているのか、ポケットから次々とイスキアの地図を取り出して乗り合わせた観光客に配り、イタリア語のわからない私の母にイタリア語で観光名所について一方的にずっと熱弁していたおじさんもいました。

バスで少し北へ戻ってフォリオへ。街並みが可愛らしく、花がきれいなこの季節、レンガ色の壁に赤いブーゲンビリアが良く似合う。

岬には眺めのいい場所に教会が聳え海を守っているよう。

一歩きしたところでランチ。
トマトとモッツァレラチーズのシンプルなピッツァ・マルゲリータ、アサリのスパゲッティに魚のミックスフライ。シンプルで美味し〜いものばかり。やっぱり南のご飯が好き!

なんとテーブルに着いたとたんザーザー降りの通り雨。そしてタイミングよく食後のコーヒーを頼んだ頃には止んでくれた。
行いがよかったのかな?
この後ゆっくりホテルに戻り、再び温泉でゆっくり。なんと太陽が出てきて、野外プールでも泳いでしまった。


3日目はローマ人ご夫妻のお勧めモルテッラ庭園へ。イギリス人が作った植物園だそうで、広大な土地に世界中の植物が植えられている。

遊び心が伺えるアングルがたくさん。

和風のスペースもあったけど、ししおどしが固定されていた・・・。
お庭にはネコが付き物?ほっそりしたこの子はお腹が空いていたかしばらく私達の散策についてきた。もちろん我が物顔でビクともせずに昼寝するネコなんかもいた。

モルテッラ庭園の後は、島で一番大きな港のあるイスキアポルトからさらに数分バスに乗り、イスキアポンテ(橋)へ。橋の先には船から見たアラゴン城。

この岬はお城であっただけでなく、かつて火山噴火時には島の住民が全員この小島に避難したという。城砦の役割を果たしただけでなく、教会や牢獄も備えた一つの集落としても機能していたそう。

こちらはアラゴン城から見たイスキア。高台で眺めのいいのはもちろんのこと、城内の神殿跡や庭園も風情がある。

花に覆われた岸壁。天空の白ラピュタを思わせる島。今にも巨人兵が出てきそう。

最終日は出発前にホテル近くのラッコ・アメーノを訪問。小さな漁村といった感じの町。

日に焼けたしわしわ顔の漁師さんたちも映画に出てきそう。この後、イスキアポルト(港)に向かい、フェリーでナポリへ、そして電車でボローニャに帰りました。
次回は温泉公園に行ってみたい♪