イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

made in ex-ghetto

まず、先週末の地震ではいろんな人にお見舞いのメッセージをいただきました。幸いボローニャはほとんど(まったく?)被害が無くすみました。ご心配いただいてどうもありがとうございまいた。
ボローニャから40キロほど離れたフェラーラの郊外では、建物が崩壊し残念なことに被害者も出ました。冥福をお祈りします。


さて地震の前日、長年イタリア語学校でお世話になったパオラと出かけた。
ボローニャの街中を熟知する彼女、今回もいろんな発見をさせてくれた。
まず、会ってすぐ聞かれたのが「Yoko Onoの木、知ってる?」。もちろん知らなかった。
セラニョリホスピス基金に貢献したアーティスト達の作品を展示したというチャリティーイベントdo ut doの一環で展示されているオノ・ヨーコ氏のWish Treeのことらしい。

訪れた人はこの木に願い事を書いた短冊を飾り、多くの人の願いが一つになって人類の平和とより良い未来への祈りとなる、というもの。
私も日本語で願い事を添えてきました。いつの日かこの願いが叶いますように。
館内の展覧会も見ごたえのあるものでした。こちらでプレビューが見られます。→do ut do

その後訪れたのはボローニャのドゥオモ。毎年この時期、丘の上のサンルーカ寺院のマリア様がボローニャの市内に降りてきて8日間ドゥオモに滞在。その間ドゥオモでは花に囲まれたマリア様を祭って、日中毎時間ミサが続く。
と言うわけで、そのマリア様を拝みに行って参りました。(教会の中だったので写真はありません。)
パオラは更に別の場所にこの8日間だけ開けられる赤いカーテンがあるという。ボローニャのシンボルである二本の斜塔の目の前には普段見ることが出来ない、聖母子像があった。これには感動しました。

それから更に、旧ユダヤ人街で行われていたイベントmade in ex-ghettoにもお邪魔した。小道の多いこの地区はもともと職人が多く、今でも靴屋や美術品修復、額屋、仕立て屋などがある。それにデザインインテリアやアンティークのお店なんかもあって、いつ通っても楽しいエリア。
このストリートイベントでは、各お店が出店を出してアペリティーボをオファーしたり、コンサートがあったり、ストリートパフォーマンスがあったり。百聞は一見にしかず、写真をごらんください。

街角フォトギャラリーに折り紙屋台。ここの折り紙はイタリアの高級紙を使っていて美しかった。記念にポストカードを購入。自分でも作れるか研究中。

このお店にあった布のプランターも面白い。

インドレストランではインドビールとおつまみのヒヨコマメのおせんべいをいただきました。手縫い小物のこのお店では、裁縫の教室もやっているらしい。

こんなわけで、とっても充実した土曜の午後でした。パオラどうもありがとう。