イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

屋根裏部屋から Mansarda

久々にボローニャの街中へ。バカンスから戻ってからは仕事の用以外はほとんど出歩いていませんでしたので。寒さのせいで出不精な今日この頃。いけませんな。。お買い物に出かけたわけではありませんが久しぶりにお気に入りのセレクトショップに行ってみると、すっかり春物が出回っていて危険!この時期は春物を見るとどれも欲しくなってしまう。
さて本当の用事は大学のMansarda(屋根裏部屋)という名前の教室に今日から開始の授業をうけにいったのでした(そう、10月から大学に通っています)。
他の学部の校舎でまったく構内のつくりがわかっていない上、構内地図もなければまともな教室表示もありません。しかも2学期第1日目のせいか生徒の姿がほとんど見えない・・・。一瞬気後れしましたが、こちらの大学はこんなものだったということを思い出し、気を取り直してとりあえず事務室を見つけて教室の場所を聞いてみます。さらに「今日授業ありますよね?」と聞くと「そこまでは知らない。」そうなので、教えられたとおり上の階へ。上の階でまた受付があったので教室の場所を聞くと「さらに上の階へ上がって、左の廊下にでて・・・・。」と丁寧に教えてくれました。それらしい教室にたどり着きましたがどこにも「Mansarda」とは書いていません。しかも会議室のような部屋に3人しか人がいない。一人の子に授業名を言って確認すると確かにこの教室で間違えないと。気後れしますよ、日本の大学に慣れている人なら誰でも。ゼミ受けに来たわけじゃないのにこの環境にこの生徒数。
それでも結局一人、二人と生徒が増え小さな教室がいっぱいになるぐらい(12〜13人)にはなりました。Mansardaという名前のごとく天井が斜めになっていてます。少し開いた天窓からは絵葉書のようなボローニャの町並みが見えました。そういえばボローニャは久々の晴天。ここ1ヶ月曇天、霧が続いていたんですよぉ。出不精の訳理解していただけますでしょうかぁ。

ところで生徒が揃ったものの、教授が一向に姿を現しません。10分。20分。30分が経ったとことで一人の子が立ち上がり事情を聞きに行きました。戻ってくると「授業は来週からになったって」と。出かける前に大学のサイトで授業の変更がないか確認したのは私だけではなかったはず!!みんな呆れて一斉に席を立ち、屋根裏部屋を去って行ったのは言うまでもありません。