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イタリアの空 ...di pacifica

イタリア、ボローニャからの日々を綴ります。

ボローニャ食い倒れ Osteria Broccaindosso

ボローニャの隠れ家レストランとでも言うのでしょうか、薄暗い裏通りのようなところに看板も出さずしていつも満員御礼のオステリアがあります。木製の門をくぐると大きな黒板に本日のメニューが載っています。
Piatti del giorno 本日のディッシュ
Antipasto 前菜
Primi パスタ料理
Secondi メイン
Dolci misti デザートミックス
普通はここに具体的な料理名が載っているはずですが、おそらくここのお店では本日のディッシュと書きつつも黒板は毎日このまま変わらないのだと思われます。店内にもメニューはありません。
友達の友達の友達のような人が集まり14人でご飯を食べに行きました。まず前菜を頼みます。まず運ばれてきたのがモッツァレチーズ、一人ひとつ。そしてサラミ、ズッキーニとパプリカの炒め物、ほうれん草やチーズなどのタルト、なすのオーブン焼き、トマトのオーブン焼き、サラダ、サルシッチャ(イタリアンソーセージ)と豆の煮込み、ポレンタのミートソースがけ、ミニピザetc.etc.数え切れないほどの前菜がいっきに運ばれてきました。と言うか前菜の域を大幅に超えた料理の数々です。お喋りをしながらゆっくりそれぞれの料理を少しずつ味見程度に頂きましたが、ポレンタあたりでお腹もいっぱいになってきました。その時「はい、これで最後だから安心して。」と言いながらお店の人が運んできたのはなんとクリスマスの定番料理であるザンポーネ(豚足にひき肉などをつめた料理)。ウゲー(失礼!)。脂肪とゼラチン質たっぷりの重たーいお料理です。これでもかっ、と言わんばかりに大皿に山盛り運んできてくれました。ボローニャ出身の男性陣は目を輝かせてザンポーネを頬張ります。私は半切れだけ味見してギブアップ。ここで第一ラウンド終了。
 
Scherzoso冗談好きな店長が次の注文をとりに来ます。私の周りの席では「もうだいぶお腹もいっぱいよね。あとはドルチェにしましょうね。」と言うことになっていましたが、長テーブルの向こうの同男性陣からパスタも食べたいとのリクエストが。結局カボチャのラビオリ、リガトーニポルチーニ和え、スパゲットーニ頬肉とトマト和えの3種を4人分頼みました。待つこと10分。大皿いっぱいのラビオリが運ばれてきます。これだけで4人前と思われる量です。続いて他の2種も同じく大皿で。どれも運ばれてくるたびにいい香りを漂わせ、誘惑に負ける人続出。お店の人はさすがベテラン、それを見越して最初から多めにお皿を用意してありました。それでも平らげることはできずに第二ラウンド終了。「全部食べ終わらないと次の料理持ってこないよ!」とからかいつつも、私たちの食べっぷりに満足げな店長さんでした。
メインの肉料理はさすがにパスです。と言うわけで待ちに待ったドルチェです。いや、今日のメインはドルチェと言っても過言ではありません。そのため私はパスタには一切手をつけませんでした。一人ずつに取り皿が用意され、ドルチェタイムの始まりです。ここでも今までの法則に従って大皿にぎっしり積まれたデザートが次から次へとテーブルに運ばれてきます。そこから好きなものを好きなだけとって頂きます。チョコレートムースに始まり、クレームカラメル、マスカルポーネ、チーズケーキ、プロフィットロールにチョコレートソース、トッローネ(ヌガー)、タルト、サラミチョコetc.etc.どれも甲乙付けがたい美味しさ。カロリー計算したら気が遠くなるような数字がはじき出されそう…。ダイエッターの方は立ち入り禁止の聖域です。

イタリア人の食事に対するモットーは「質と量」です。どちらが欠けてもいけません。日本の食べ放題フリーク、大食いチャンピョンの方、ぜひここでボローニェーゼと対決して頂きたい。